ShiRaSe’s blog 元証券マンの雑記

20年の証券リテール営業を経験し、私見を雑記的に書き留めていきます。

転職活動記2

ニーズがあるかはわかりませんが、なかなか経済、市況に私見を書く時間が取れないので、エッセー形式で独り言を書き留めていこうかと考えています。

 

転職にあたって、辞めていった部下、同僚、上司の話を聞いています。時間はたくさんあるので。

証券会社という狭い世界で生きていると見えなかったことがいかに多いことか。

証券会社では、話すときに「おはようございます」とつけなければいけません。
離席するときは、席を外しますと宣言しなければなりません。

沈黙は悪です。

電話をしていないと「何で静かなんだ」とゲキが飛びます。
受話器をあげていないといけないので、番号を押さずに繋がっていない受話器を持ち続けている人もいます。
掛けても絶対に繋がらない(出る気がない)お客さまの電話をひたすら呼び出し続ける人もいます。
留守電に営業をしている、自分の携帯に営業をしているという笑い話のような都市伝説は実在します。
全ての電話が録音されている、受話器をあげたら録音が始まるというシステムを知らない人が一定の割合で存在するので、そのような事件が定期的に起こります(若手が多い)。

これらの話しは昭和でなく令和の話しです。

他業界の話を聞くとこちらは驚きますし、相手も驚きます。

ITに転じた元部下は全てが衝撃だったと言ってました。ことある毎に、相手がドン引きし「お前の前職ヤバすぎ」と言われていたそうです。

コンプライアンス部の口癖は「証券会社の常識は世間の非常識」です。今更ながら実感しています。